「信州サーモン」 稚魚の出荷が始まりました

信州サーモンは、長野県がニジマスとヨーロッパ原産のブラウントラウトをかけ合わせて開発した魚で、さっぱりとした味わいが特徴です。

輸入サーモンの高騰やG7外相会合のメニューに取り入れられたことなどで、最近はますます注目を集めています。

全国で唯一、その稚魚を開発、飼育している安曇野市の県水産試験場は、5月16日(火)から、今シーズンの出荷作業を始めました。

県水産試験場では、2022年11月にふ化し、現在は体長6センチから7センチほどに育ってる稚魚をバケツで運び、養殖業者のトラックの水槽に次々と移しています。

県水産試験場では観光需要の回復などから、去年より3万匹ほど多いおよそ40万匹の稚魚を今年7月までに出荷する予定です。

出荷された稚魚は、県内のおよそ30の信州サーモン振興協議会の会員を主とした養殖業者でこれから2~3年かけて体長60センチ、重さ2キロほどになるまで育て、その後、全国の飲食店や旅館などに販売する予定です。

信州サーモン振興協議会ホームページ

信州サーモン振興協議会は、信州サーモンを広くPRするとともに、信州サーモンの出荷や販売に携わる事業者が連携して、生産体制の向上及び消費者に喜ばれる品質の維持管理に努め、ブランド価値の維持・向上を図ることを目的とした会です。 協議会の会員は、信州サーモンを飼育する者、佐久養殖漁業協同組合、長野県養殖漁業協同組合、信州虹鱒養殖漁業協同組合、長野県となっています。